叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

11月


さてさて、11月である。

三重県で生活するのもあと60日、営業日基準でゆけば会社に出るのも50日程度しかない。

いよいよお別れの準備をせねばなるまいと思って、明日は京都にポートレートを撮りにゆく。

観光客が戻り始めた京都に休日に訪れる勇気はないし、ホテルの値段も以前からすると殆ど法外ではないかと思うような価格になっていたから、平日に日帰りで行くぐらいがちょうど良いのかもしれない。

三重に来てから始めたポートレートは、一時毎週のようにどこかで撮影をしていたけれど、のめり込み過ぎるようなこともなく、それでもぼつぼつと続けては来た。

お願いするモデルさんも、フィーリングとタイミングの合う数人に限られてしまっているし、作品撮りをするような気合いは少しもない中、何をモチベーションにして撮り続けているのか自分でも分からぬところがある。

ひとつだけ言えるのは、カメラという趣味がなければ到底出会えなかった人たちとご縁が出来ることが、無性に愉快だということだ。

三重を離れて違う土地に行ってもこの繋がりは大切にしたいと思う。