叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

日常


昨日はミスの少ない日だった。

あまりにも単調過ぎて、最近は時間が過ぎるのが遅いと感じることすら少なくなってきて、山も谷もない時間の流れの中にただただ身を委ねている。

これでそう少なくはないゲルトをいただけるのだから、労働の負荷と対価のバランス感覚がおかしくなってしまう。

マァ、あちこち痛くなってくる身体を騙し騙し動かす要領の良さとか、夜勤をこなす体力とかは必要なので、これを楽と思うかは人にはよるとは思うけれど。

それでも、働いた分だけのゲルトをいただいて、体調が悪ければ休ませて貰える職場というのは有り難いと思う。

私は前々から、本当にお金が必要な人は期間工をすれば良いと心から思っている。

当然年齢的、身体的な制約もあるにはあるけれど、資格も要らない、特別な能力も要らない仕事で、ここまでの高給をいただける仕事は他にない。

何か特別に秀でた能力を持っている人間であればいざ知らず、凡人は身体を資本にして働くしかない訳で、単純作業が詰まらぬとか、住環境に耐えられぬとかというのは甘えであると思う。

それに、期間工が出来る身体があるということだけでも実は仕合わせなことで、最近はそのことに大いに感謝しているのだ。

そのお陰で、決して安価にはやれないフィルムカメラの趣味を続けられているのだから。