叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

嫌われ者


どこの職場にも嫌われ者がいて、周囲との協調性が全くなかったり、仕事が極端に出来なかったりして、周囲から距離を置かれている。

彼等自身、周囲から浮いてしまっていることに気づいていないのか、それとも承知の上でそのように振る舞っているのか分からない。

前者ならば少し可哀想な気もするけれど、あえてそのようにしているのなら少し羨ましい気もする。

私はどちらかといえば八方美人だから、そういう人たちを横目にみんなとうわべだけ仲良くしているのだが、時折そのような自分に嫌気がさしてしまうのだ。

特に期間工のように、仕事中は誰とも話さなくて良い仕事をしている場合、最低限のコミニュケーションさえ取れてさえいれば良く、嫌われていたとしても大きな問題はない。

さらに言えば、嫌われ者と呼ばれる人たちについてはなぜかパートナーがいることが多く、私にとってはそれが到底理解出来ぬことのように思えるが、そのような人の方が人間的な魅力はあるのかもしれない。

それに、自分のことを心から好いてくれる人がひとりでもいれば、それだけで素晴らしい人生を送れるような気がするし、私のように結局はひとりで死んでゆきそうな人間よりは、余程良い人間関係を築けているような気もする。

今更、考えても仕方のないことではあるけれど。