叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

放浪


なんという快晴だろうか。

このような日は、何もかもを放擲して旅に出たくなってしまうのだが、一応社会人である私にはそれも出来ない。

目的地はどこでも良くて、電車に揺られてふらふらと、ふと降り立った場所で写真を撮るとか、そこの名物を食べるとか、何もせずに折り返して来るというのも大いに結構だ。

後は夕暮れの海を歩くとか、夜の繁華街を歩くとか、私はそういう瞬間に途轍もない倖せを感じる人間で、出来れば自分が住んでいるところから離れた土地それをでやりたいと思っている。

最近は、休みの日にそれを存分にやりたいと思っていても、仕事で疲れ果ててしまっていてなかなか思うように身体が動かないし、何故か週末は雨降りになることが多くて、それが実に歯痒い。

もし今週末、私の体力が多少残っていて、晴れぬまでも雨が降らなければ、また横浜あたりまで出掛けてみようか。

京都では人に揉まれて疲れてしまったから、今回はのんびりと海を眺めに行くのだ。

今の私には、どうにもそのぐらいしかストレス発散の方法が無いから、多少の散財は許していただきたいところである。