叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

継続


起き抜けの体調不良は相変わらず。

今日は少し偏頭痛もあったが、なんとなく治りそうだったので薬は飲まなかった。

鹿児島滞在も愈々大詰めということで、アルツハイマーの為に施設に入っている祖母のお見舞いに行った。

私のことはまだ覚えていて、少しだけ会話も出来たけれど、数分後には今あったことを忘れてしまうというから、何とも形容し難い気持ちになる。

アルツハイマーの症状については既に親から聞かされていて、直近の出来事を直ぐに忘れてしまう祖母に会うことは無意味であるような気もしたし、またそういう祖母の姿を見たくない気持ちもあった。

ただ、肉親への情というのは簡単に捨て難いものがあるようで、今日は会いに行って本当に良かった。

祖母にとっては、今日の面会は全く刹那の出来事であって、今は既にこのことは忘れてしまっているだろうけれど、決して無駄なことではないのだと思う。

人が歳を取り、最終的に死んでしまうことは逃れられないことで、いつか死ぬ身をなぜここまでして生かさねばならぬのかと思うこともあるけれど、私が生きていることで多少なりとも喜ぶ人がいる以上は、敢えて粗末に扱う必要もないのかもしれない。

マァ、私個人についていえば、二本の足で立つことも出来なくなり、諸々のことを忘れてしまうようになったら、さっさと殺してもらいたいと思っているが。