叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

ヴィンテージ


ウイスキーは飲む為にあるものだし、カメラやレンズは写真を撮る為にあるものだし、ジーンズは履く為にあるものだ。

いずれも私が興味のあるものばかり、ヴィンテージの名の下に値上がりが凄まじい。

特にウイスキージーンズについては、私が逆立ちしても買えないような値段になってしまっている。

それでも、カメラやレンズについては、特に全金属製のものについては適切なメンテナンスさえしてやれば、今後100年ぐらいは使うことが出来るだろうし、2度と製造されないものだからそれなりのお金を払っても手に入れたい気持ちは分かる。

ただ、ウイスキージーンズについては完全に理解の外である。

特にウイスキーなどは一度開栓してしまえば直ぐに価値は無くなってしまう。

それに、今は古い原酒不足で値上がりしているかもしれないが、このブームさえ落ち着いてしまえば、将来的には10年、20年と寝かせたものが正規の価格で飲めるようになるのではないか。

人の価値観は様々とはいえ、本来の役目に供されないヴィンテージ品たちのことを思うと、多少情けなくもなる。