午前中は部屋の掃除をやった。
10年以上も机の周りに溜め込んでいた書類は、もう3年以上見ることも使うこともなかったのだから、今後も必要ないと判断して尽く廃棄した。
小中学の卒業アルバムも捨てようと思ったけれど、それは少しだけ考えて止めた。
杉本有美や柏木由紀のファースト写真集も出てきて、発売年を見ると2008年とか2009年で、時の流れの残酷さを感じる。
いつかプレミア価格が付くことがあるだろうか。
これで表面的な掃除は終わったが、強敵は引き出しの中にある訳の分からない小物類である。
金属やら紙やらプラスチックやらが混在しているいて、分別が非常にややこしい。
ただ、次にここから出てゆく時は、いつ帰ってくるのかは分からないのだから、今のうちに尽く整理してしまわなければならない。
午後は散歩がてら、山形屋で開催されていた新潟展に行った。
日本酒は試飲だけにとどめられたが、実に危険だったのがジーンズである。
30,000円越えの毘沙門天ジーンズ、しっかり試着までして衝動買いをしてしまいそうになった。
生地は勿論、綿100%だし、メイドインジャパンだし、細過ぎず、太過ぎずのシルエットで、私の太い太ももをうまいこと隠してくれるし、購入を躊躇う要素が値段ぐらいしかなかったのだ。
流石に30,000円は即決出来なかったが、自分の手でイチからジーンズをヴィンテージに育てると考えれば、本当は安いのではないかと考えてしまう。
これは実に危険な思想で、次にお店に行けば買ってしまう自信があるから、もう近付かぬようにしよう。