叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

本音


国防にかかる予算の不足分を増税で賄うことについて、どうも国民の大多数は反対しているようだ。

増税した分を本当に国防の予算に回してくれるのかを疑ってかからねばならぬ点については、政治家の皆さんに猛省してもらうとして、本当に必要な増税ならば是非やるべきだと思う。

国防面における具体的な脅威を挙げて、それに対抗する為にどれだけの予算が必要で、現状では幾ら足りないからをこれだけの金が欲しいと云うことを、殆どが機密事項だろうから全てをオープンには出来ないにしても、政治家は少しぐらい説明出来ないのかしら。

負けない為の軍備をする為にお金が必要なら、それを惜しむべきではない。

今の生活が苦しいからというのが増税反対の大きな理由だろうが、戦争に負けてその生活そのものが破壊されてしまえば元も子もないではないか。

それに、国民が国防予算の為の増税に両手を挙げて賛成するぐらいの気概を見せれば、そのこと自体が無形の戦争の抑止力にもなる。

自分の国を護る為に命を危険に晒すこともせず、その上金を出すことすら頭から否定するような国民は、他国から侮りを受けるばかりだろう。

日本ほど、自国の護りについて無頓着な国民ばかりの国もないのだから、国は自分たちの手で護らねばならぬと云う当たり前のことも含めて、この際突っ込んだ議論をすべきではないか。

もし本当に必要な予算にまで金をかけることを渋るようなら、国防もクラウドファンディングで資金を募って、沢山出資した人から優先的に護られるような形にすれば良いとさえ思ってしまう。

マァ、そんな金のある人は、日本から出てしまうだろうけれど。