オリンピックだのワールドカップだの、国別対抗のスポーツ大会の時期はどうも身の置き所がない。
普段はそれぞれの趣味の範囲で済まさせれているたかがスポーツ観戦が、国際試合になった途端に国家イベントのようにされてしまって、無関心であることは非国民であるというような話にまでなってしまう。
野球だろうがサッカーだろうが、もともとスポーツには全く興味がない人間にとっては、それが国際試合になったからといって有難みが増す訳でも無い。
スポーツの試合の勝敗が、皇国の興廃を左右する訳でもないのだ。
サッカーを見る見ないの話を、本当はここまで書くつもりはなかったのだが、職場の人間がやたらと絡んできて、遂には私の人生の愉悦についてまで言及するものだから、腹の虫を治めることが出来ず書いてしまった。
人間の感じる愉快はそれぞれ異なっているし、それにいちいち共感する必要もないのだから、そのことについて議論することは全くの無駄であることを、50年近く生きても理解出来ないのだろうか。
全く、詰まらない話である。