叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

天佑


風は強かったけれど、雨は降らなかった。

断じて行えば鬼神も之を避くというから、江ノ島に行って帰ってくることも出来たかもしれない。

ただ、過去のことはもう言うまい。

今ここにいるのは、江ノ島に行かなかった私でしかないのだから。  

それでも、今日はうだうだ部屋で無聊をかこっていた訳では無く、いそいそとポートレートを撮りに行った。

モデルをお願いしたのは、ちょうどTwitterで撮影の募集をされていた美味さん。

大風と大雨を想定して、商店街のアーケードと薄暗い神社での撮影を想定していたけれど、先に書いた通りのお天気だったから、ストリートスナップを撮りながらうろうろした。

また写真は載せるけれど、かなりの量のシチュエーションで撮影出来たので非常に愉快だった。

撮影が終わった後は、世界の山ちゃんハイボールを飲みながら、ひとり打ち上げと洒落込んだけれど、意外だったのは、それは愉快ではなかった。

早安易な外食に対して、余り魅力を感じなくなってしまったらしい。

安上がりで、良いことだ。