叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

戦意喪失


乙川の河津桜を見に行った時の話。

率直な感想を申し上げると、桜は実に綺麗に咲いていたのだけれど、外国人が多過ぎて殆ど写真は撮らなかった。

私は花見に行っても花そのものを撮ることは少なく、むしろ花を見に集まって来た人たちを撮るのが好きなのだが、写り込む人間が外国人だとシャッターを切る指が動かなくなってしまう。

特に多かったのが東南アジア系の人間で、私としては彼らの様相にそそられるものを感じない。

このように書くと差別主義者のように言われてしまいそうだが、何も外国人を排斥しようと思っている訳ではなく、ただ彼らは私が求める被写体ではないというだけの話で、やはり私の写真の中にいる人間は、特に日本を代表する花である桜と共に写っている人間は、日本人であってほしいと思ってしまうのだ。

このような気持ちになってしまうことに対しての多少の罪悪感は感じつつも、今後ますます外国人ばかりの場所が増えてゆくのかと思うと、少しだけ憂鬱になることもまた正直なところである。