叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

ふたり旅


ふたり以上で旅に出ることは、あんまり、というか殆どないのだけれど、今日は珍しく友人とふたりで京都に来ている。

最大の目的は菜格で火鍋を食べることで、今まで幾度となく菜格には訪れているものの、このメニューばかりは2人以上からしかオーダーすることが出来ず、他人が美味しそうに食べているのを咥えて眺めているしかなかったのだ。

今回、こちらに来てから知り合った友人が一緒に着いてきてくれるということで、実に10年越しに火鍋にありつくことが出来た。

唐辛子ベースの火鍋スープに、お肉は牛、豚、鶏、ラムの4種、鱈と牡蠣の魚介、野菜はクレソンと白菜、蕪、ねぎ、きのこが舞茸と椎茸、榎茸と実に具沢山の鍋だった。

何を食べても美味しいお店だから、火鍋も当然のように美味しかったし、鶏肉の山椒唐辛子炒めもしっかりといただいて、私としては珍しいふたり旅は実に愉快なものになった。

火鍋を食べる以外にも、淀の河津桜を見に行ったり、フォトラボヒビにフィルムを出しに行ったり、私の趣味に完全に付き合わせてしまったのだが、歩くペースが一緒で、他人の愉快に多少なりとも興味を抱ける人とならば、なかなか愉しく旅をすることが出来るようだ。

明日も予定が目白押しだから、今日はこの辺りで終わりにしようと思う。

では。