叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

完全


まだ完全とはゆかぬようだが、日常生活の動作をして激痛が走るというようなことは無くなった。

ただ、まだまだ痛むことは事実である。

外に出てもやることもないから部屋でのんびりしていようかとも思ったが、リハビリと気晴らしを兼ねてケンタッキーフライドチキンを食べに行った。

久し振りで大変美味しかった。

それにしても、この左手は一体いつになったら完全な状態になるのだろうか。

明日からは仕事にゆくことにしているものの、それがお陰でまた痛みがぶり返すようなことになれば、いよいよ今度は治らぬような気がしている。

そうなれば、とても仕事を続けられるはずもないから、辞めるという選択肢を取らなければならなくなるが、それが非現実的なことでもないことに対して愕然としている。

こんな事態になって初めて、非正規労働者であることの恐ろしさを感じていて、今更じたばたしても始まらないことではあるけれど、多少選択を誤ったかなという思いを抱かぬでもない。

とは言いつつも、今は身体をやられて多少弱気になっているだけだと、今まで通りにやれと叱咤激励してくる私も心の内にいる。

明日からはあくまでもぼちぼちと、のんびりと、左を使わぬように生きてゆこう。