叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

漸次


手首、多少良くなってきた気がする。

昨日の夜風呂に入った後、筋の引っ掛かりが殆どなくなったことに気付いて、願はくはこのままの状態を維持していただきたいと祈りながら眠りについたのだが、案外その願いは叶えられたようだ。

全く痛まぬということではないし、重たいものを持つのはまだ難しいものの、日常生活に大きな支障を来たすというほどのものではなくなった。

後はこのまま潮が引くように痛みがなくなってくれれば万々歳なのだが、作業をした時にまたぶり返してしまうかもしれないと思うと多少恐ろしくはある。

湿布を貼ることを継続して、少しでも痛みを抑えるようにするしかない。

多少元気になると少し調子に乗るのは悪い癖で、今日は散歩がてらオーバーホールが成ったニッケルズマールを持ち出して試写をしてきたのだが、どうも操作感がよろしくない。

写りには全く関係のないことだし、引っ掛かりがあるとかざらつくとかではないから、これがこのレンズの癖なのだろう。

ただ、そういう微妙な違和感が、私はどうにも気に入らないのでこの人とはやはりサヨナラをすることにした。

後はただひたすら、もうひとつのクロームのズマールが戻ってくるのを待つことにしよう。

私の意思の弱さから浮気を繰り返してしまったこと、本当に申し訳なく思っている。