如何にもこうにも全快とはゆかない。
もうお腹も空かなくなって、朝ご飯と昼ご飯は食べることもなく、夜ご飯だけは食べに出たのだが、今度はお腹を下してしまって、踏んだり蹴ったりもここに極まれりである。
それにしても、日常の動作が不如意になると斯くも精神を蝕まれてしまうものなのか。
私が歳を取って、もし脚や手を悪くしてしまったら、そしてそれが永続的なものになってしまうとしたら、私はまともに生きてゆく自信がない。
本を読み続けることも、YouTubeの動画を見続けることも私には出来ないから、いつか廃人のように無気力になるか、若しくは無関係の他者を攻撃するようになるか、何れにせよそういう私になってしまうことを実に現実に感じてしまった。
ただ、今日はひとつだけ嬉しいことがあって、オーバーホールに出していたニッケルの方のズマールの修理完了通知が届いた。
暇人の私はさっそく振り込みをして、明日には手元に届く予定になっている。
明日は天気も良いそうだから、早速試写に出掛けて写りを確認してみよう。
手も、もう少しは良くなっているはずだ。