叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

選択肢


一度諦めた祇園祭行きが、また脳みその中をぐるぐると駆け回り始めていて非常に困っている。

土曜日は曇り予報になっているぞと必死に言い聞かせてみてはいるものの、祇園祭宵山は夜だから雨さえ降らねばそれで良いし、来年は雨が降るかもしれないし、行くべき理由の方が明らかに優勢で、このままでは我慢出来るか実に怪しい。

そこで、どうせ行くのなら費用は安く、愉しみは最高にすべきと思い、どのようなプランが良いか考えてみた。

先ずは土曜日に京都に行って宵山を見物し、その日は京都に宿泊するプランだ。

これは言わずもがな王道のプランで、最も祇園祭を堪能できる代わりに、やはりお金が掛かる。

次が土曜日の日帰りプランだ。

この場合、往路は在来線を使うが復路は新幹線を使って帰ってくることになるのだが、京都には19時までしか滞在出来ない。

宵山を堪能することは諦めて、ただ写真を撮りにゆくと割り切ってしまうなら、宿泊費が不要で費用的にも安く上がるのでなかなか有望なプランではある。

最後は夜行バスを使った強行軍プラン。

これは復路を土曜日の深夜に京都を出発して名古屋に行く夜行バスにする。

このプランならば、23時ごろまで京都に滞在出来るので宵山をたっぷり堪能できる上に、宿泊費と新幹線代が不要なので、上記2つのプランよりも更に安く上がる。

懸念があるとすれば、体力的には大変辛いものがあるということと、23時までは京都に滞在しなければならないことで、これはメリットではあるものの、意外と暇を持て余してしまう気がしている。

いずれのプランを採用するとしても、ここまで書いてしまった以上、私は出掛けてしまうのだろうな。

旅好きの心というのは、御し難いのだ。