現在、Instagramに毎日写真を1枚ずつ投稿しているのだが、ひとつルールがあって、縦構図2枚に対して横構図を1枚の割合で投稿するようにしている。
以前は縦と横を交互に投稿していたものの、最近は縦構図の写真を撮ることが圧倒的に多くなってきていて、交互にやると横構図の写真が足りなくなってしまう。
デジタルカメラを使っていた頃は、今とは逆の横構図でばかり撮っていたのに、不思議な話である。
試みに過去の写真を遡ってみたところ、ライカを使い始めた3年ほど前から徐々に縦写真が増えていて、スナップの中に人間を入れるようになってからは殆どが縦写真になっている。
縦に長い人間をうまく画角に収めるには縦で撮った方が収まりが良いからそのようにしているのだが、ではなぜ人を撮るようになったのかといえば、やはりライカを使い始めたことが大きい。
ただ、人を撮りたいという願望があってライカを使い始めたという事実はなく、ライカを使い始めてからは自然に人を写真の中に入れるようになっていた。
私の写真を変容させた原因がまさか機材にのみあるとは思われないけれど、これはひとつ面白い事実ではある。
今のところライカ使いをやめるつもりはないが、将来違うカメラを使うことになったとき、私はどんな写真を撮るようになるのだろう。
少しだけ、興味がある。