我が故郷の鹿児島では、バーにでも行かぬ限りは芋焼酎が出てくるのだが、全国的には水割りといえばウイスキーの水割りを指すのだろうか。
私は芋焼酎は好まぬけれど、ウイスキーは大好きだから水割りも作って飲む。
この前の帰省で熊本の白川水源地に行き、そこで汲んだ水で作った水割りが非常に美味しかった。
今までだって、水道水なんぞは使わずに、市販のミネラルウォーターとお店で買った純氷を使って作っていたのだが、全く同じウイスキーを使っていても甘さというか、まろやかさが異なるような気がした。
味には好き嫌いがあるから、まろやかになったからと言って一概に良いとは言えないものの、明らかな変化を感じ取れたのだ。
今回は白川水源地の水を使ったけれど、九州にはそこかしこに美味しい水が湧き出すところがあるから、ウイスキーの水割りを作るためにそれらの水を集めて回って、味比べをするのも面白いかもしれない。
水にこだわるというコンセプトのバーがあっても面白いと思うのだが、誰かやらないかしら。
