叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

不調


私の愛機、ライカⅡ型。

初めて不調のようなものが出た。

現像をお願いしたラボから教えてもらったのだが、シャッター幕かぶりという症状らしく、写真の左側が真っ黒になっていた。

以前苦しめられた露光ムラは画像の右側が暗くなっていたし、1/500のシャッタースピードを切った時にのみ出ていたので、今回は違う症状で間違いないだろう。

悩ましいのは、これが機械の不調ではなく、撮るときにシャッタースピードダイヤルに触れていたとか、フィルムの巻き上げが甘かったとか、単なる私のミスである可能性を捨てきれないことである。

というのも、全5本撮ったうちの真ん中の3本目にその症状が出ていて、その前後の2本は全く問題が無かったのだ。

出来ればそうであって欲しいし、完全な機械式カメラのことだから、何百何千とシャッターを切るうちには数枚ぐらいエラーが出ることもあるだろう。

ただ、フィルムカメラの恐ろしいところは、その不調がいつ慢性的なものに変わるのか全く分からないことで、気付かずにそのまま撮り続けて、せっかく撮ったものが全て真っ黒と言う事態にもなりかねない。

さて、どうしたものだろうか。