叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

認定日


初回の失業認定を受けにハローワークへ行った。

働いていた時は、無職の人間などこの世のどこにも存在しないと思っていたのに、相変わらず人が多い。

この中には私の如く緩々と認定を受けに来たり、活動作りの為にパソコンを閲覧したりする人もいれば、必死の思いで就職活動をしている人もいるのだと思うと不思議な感じがする。

みな平気な顔をしていながら、内面には様々な思いが交錯しているのだ。

初回の認定を受けた後、実績作りのためにパソコンで求人を検索してみたのたが、農業関連の求人を探してみたり、京都で働ける求人を探してみたり、中々楽しく就職活動をさせていただいた。

眺めている限りでは、選り好みさえしなければ就職が極端に難しい訳でもない気がするだが、これは私の認識が甘いだけなのだろうか。

人間にはそれぞれの事情があるとは云え、世の中にはたくさんの職業があること、別に地元にばかりこだわる必要はないことは、ひとりの大人として知っておいて損はないだろうと思う。

失業保険受給の手続きは実に面倒だったので、次は辞める前に次の仕事を決めてしまいたいと思うけれど、今回のことは良い経験になった。

世の中、そんなことを繰り返しながら死んでゆくのだと思う。