叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

離島


お金の有効な使い途として、貯金と何処か云う後向きな響きを持つものを除けば、今の私に考えられるのは旅とカメラと美味しいお酒、友人達との語らいへの支出ぐらいだろうか。

幸いにして、鹿児島に帰ってきてからは友人達との語らいぐらいにしか出費してこなかったのだが、ここに来て旅への支出をしようかと思っている。

甑島に行きたくなってきたのだ。

少し前に、鹿児島から旅へ出るとどこへ行くにも高い交通費を払わねばならぬし、払うだけの価値を見出せる場所がないと書いたのだが、灯台下暗しとはよく云ったもので、鹿児島には魅力的な離島がたくさんあるのだった。

その中でも甑島については、飛行機を使わなくても行けるし、船旅の時間もちょうど良いし、公共交通機関だけ使っても無理なく行くことが出来る。

被写体としても非常に魅力的で、船旅をすること、港町を歩くこと、そしてそこで1泊することによって、様々な写真が撮れそうである。

また鹿児島から出てしまえば、甑島に行く機会も失われてしまうだろうから、来週あたり行ってみようか。

人生、思い切りが大切である。