叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

不自由


年末に鹿児島に帰る。

実家に帰るというのに、ホテルでの自主隔離をする必要がありそうで、全く辟易してしまう。

私の両親が取り立てて頑迷であるとか、他人の目を気にする性分だとかは思わないけれど、まだまだコロナウイルスはこれ程の扱いをせねばならぬのだろうか。

これが鹿児島のスタンダードなのか、両親だけのことなのか分からないが、鹿児島に帰ったら無沙汰を詫びようと思っている人たちもこのような状態では、それも思うに任せない気がする。

折角鹿児島に帰っても、常に他人の目線を気にしながら生活しなければならないというのは非常に哀しい。

それに、この3年間、眠りたいときに眠り、食べたいものを食べたいときに食べ、行きたいところに行くも行かぬも自由な生活を送っていたのだ。

そんな私が、常に誰かに気を遣わねばならぬ生活に耐えられるだろうか。

旅にも出られぬ、居酒屋へも行けぬ生活に、耐えられるだろうか。

せめて車を駆ってで掛けることが出来れば良い。