雪が降っていた。
寒さで手が痛いというのは、マァ、辛い。
南国育ちだから、手袋をしたりとか、マフラーをしたりとか、プラスαの防寒をするような脳味噌を持ち合わせていない。
暑さと寒さと、どちらによく耐え得るかという会話をすることがあるが、耐えられないのは暑さだったとしても、私は寒いのが圧倒的に嫌いである。
外に出たくなくなるし、防寒で着込むとさらに動きが鈍くなるから、もう全てが面倒くさい。
早く暖かくならないかなぁ。
河津桜が咲いて、ミモザが咲いて、ソメイヨシノが咲いて、ポピーが咲いて、藤が咲いて、そんな風に追いかけていたら、私の三重生活も終わる。
そう考えると、多少は名残惜しくもあるかな。