叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

宣誓


やはり、というか、カメラを持ち出さなくなった、そしてスナップを撮らなくなった。

写真機としてのZ6に対しては何の不満もないし、ポートレートを撮ることにおいては非常に心強い存在である。

だが、どうしようもなく大きい。

写真を撮りに行きます、とわざわざ宣言するような状況でなければ、持ち出す気にならない。

少なくとも、これだけ晴れた休みの日に全く写真を撮らなかったぐらいには、カメラを持ち出すハードルが上がってしまっている。

勿論、Z6に何の罪も無いのだけれど、私のスタイルにはマッチしないし、どうせ撮らぬのなら持っていないのとおんなじことなのだ。

今日も夕方走りに出て、陽の当たる稲の輝きとか、木漏れ日に照らされた雑草とか、カメラさえ持っていれば撮っておきたかった光景に何度も遭遇した。

いくらコンパクトなカメラでも走りながら撮ることは困難だろうが、こんな時にライカがあればまた散歩がてら持ち出して撮る気になるだろう。

どんなに重くても大きくても、カメラを持ち出すのが写真好きではないのかと詰められれば返す言葉もないけれど、人にはそれぞれのスタイルというものがある。

それが理解出来たからには、一心不乱に目標に突き進むべきだろうから、以下を宣誓する。

・ひとりきりで酒を飲まぬこと
・目的も無く出掛けて余計な金を使わぬこと
・買い物はスーパーを利用すること
・コンビニ弁当は買わぬこと

これを守ることが出来れば、よりお金も貯まるだろうし、ますます健康にもなるだろう。

今まで自己を律することが少なかった私だから、このぐらいのことでもやってみなければ、ますます堕落した人間になってしまう気がするのだ。