叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

匂い立つ


気温が上がってきて、途端に世界が匂いで溢れ始めた。

花の匂い、土の匂い、堆肥の匂い。

春だ、どうしようもなく。

今週は兎に角苛々している。

全て私の心中のこと、誰かに何かをして貰おうとは思わない。

少し哀しいけれど、もはや数ヶ月の辛抱と自分に言い聞かせるしかないのだ。

たったひとつの救いは、カメラが戻ってきた。

ピントが合うことは既に確認済みだし、ファインダーの妙な傾きも直っている。

完調のカメラを持って、どこへなりとも行ける。