叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

反省


昨日は、嘗てないほどに適当な日記を書いた。

紹興酒でほろほろ酔うて、大変良い気分だったから。

久方ぶりに京都へ行って、友人のお店で美味しい中国料理を頂いた。

そこまでは良かったのだけれど、整備から帰ってきたDⅡ、あれだけ素晴らしい仕上がりと思っていたのに、ファインダーの中にある枠のようなものがズレていて、覗くたびにその角が視界に入ってきて鬱陶しい。

外観の傷は、なにぶん古いものだからその全てが味になるとはいえ、撮るたびに覗くファインダーに異常があるのでは面白くないから、もう一度送り返して整備をしてもらうことにした。

今回のことで、写真を撮る道具を云々することに対して考えることに疲れてしまって、撮れれば何でも良い、道具に煩わされることなく、私が撮りたいものを粛々と撮る、そういう境地に早いところ辿り着きたい。

といいつつ、名古屋でやっていたクラシックカメラ展に来てしまったのはどういう訳だろうか。

なかなか程度の良いDⅡがあったけれど、何とか、何とか耐えた。

2台持っていても、どうせ使わないのだから。

そんな殊勝なことを考えながら名古屋駅に戻って、ビックカメラに出していた京都で行った試写の結果を確認すると、これまたびっくり。

またしても尽くピントが合っていない。

ボディはオーバーホールしてもらったから問題があろうはずもなく、私の技術も疑ってみるけれど、前のM-Aでは問題なくピントは合わせられていたのだから、こうなるともうレンズぐらいしか原因が思い浮かばないので、ものは試しでレンズを変えてみる。

これでダメなら、全く申し訳ないけれどDⅡとはサヨナラして、また別のカメラを探そう。

どれほど美しくても、撮れないカメラを持っていても仕方がないのだから。