叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

ニコ爺


ニコンのz6を購入した。

レンズはNIKKORの35mmf1.8。

数日前まではα7Ⅱを買って、マウントアダプター経由でズマリットを使うつもりでいたが、どうも中途半端な気がしてきて方針を転換した。

片手間のオールドレンズ遊びならともかく、一度レンジファインダーに慣れてしまったこの目が、今更EVF経由でマニュアルフォーカスを使うことを拒絶するだろう。

それならば、マニュアルフォーカスのレンズはすっぱりと切り捨ててしまって、現代のテクノロジーにずっぽり浸かるのが良いと思ったのだ。

ニコンを選んだのは、今まで使ったことのないメーカーのカメラを使いたかったのと、最近良いと思う写真を撮っている人たちが、高確率でニコンを使っているからである。

あとはニコンを使うことで、私の写真がどう変わるかというのことだ。

フィルム、というよりライカレンジファインダーのカメラを使い始めてから明らかに被写体が変わったし、撮り方も変わった。

その変化が私にとって好ましいものであるならば、そのままニコンを使い続けるかもしれない。

M10を諦める訳ではないけれど、もし前向きに諦められるのならば、それはそれで良い。

ニコンが私を沼に引き摺り込んでくれることを、心のどこかで期待している。