叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

病む

ただ黙々と機械を操作するだけ、製品を生産するだけなのだ。

一々気を揉みながら取引先とやり取りしたり、横槍と戦いながら企画を通してゆくようなこともなく、ひたすら生産をしていれば良いのだから、これほど簡単なことはないとも思う。

しかし、それだからこそ、下らない噂話で盛り上がったり、人を貶めたりすることぐらいしか、日々の愉しみがないのかもしれない。

そんなことをしながら、変化のない毎日をやり過ごしてゆくというのは、虚しくはないのだろうか。

長ければ10年も20年も顔を突き合わせていなければならない人達と、如何にすれば波風を立てずにやっていけるか、それを考える方がよほど建設的ではないだろうか。    

来年からはいない私には、何の関わりもないことだけれど。