昨日、エルマーで撮った写真を見返しながら、以前持っていたズミクロンとの違いを考えていた。
考えてはみたけれど、私にはよく分からなかった。
色のり云々というのは、フィルムの素性や環境の状況によっても変わるから、レンズ由来の違いは分かりづらいし、ボケ味がどうこうというのは更に良く分からない。
私は、どうにも違いの分からぬ男である。
物事に対する好悪の情はあっても、世間的にアレコレ喧伝されているような違いというものが、殆どの場合理解出来ないのだ。
違いの分かる男になることが出来れば、世の中もう少し面白くなるかもしれないけれど、同時に生き辛くなる気もしている。
何事も程々が良いのだ。