叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

monochrome


モノクロフィルムについては、現像の時間もお金も、カラーネガフィルムに比べると余計に掛かるから敬遠していた。

今回現像から帰ってきたモノクロフィルムも、たまたまメルカリで安かったからというだけで買ったもので、実際長い間、放置していたものだ。

だからこそなのか、そこに写し出されていた鮮明な光景に、多少驚いている。

色という情報が削ぎ落とされているわりには、その場の雰囲気が良く伝わってくるような気がするのだ。








明暗差がはっきりする夜は、さらにそのコントラストが増す。






モノクロフィルム、非常に面白い。

フィルムで撮ることの面白さのひとつに、撮影の結果が直ぐに見られないというものがあるが、モノクロフィルムにするとその面白さが際立つ。

モノクロでしか撮らないという人の気持ちが、少しだけ分かった気がする。