先日、京都で撮ったポートレートの写真が返ってきたので、昨日一昨日と日記として書いてみた。
文章を書くことは好きだし、フィルムを使うようになってから、撮った写真をレタッチすることもないので、振り返りの手段としても良い。
ただ、文章を書きながら、表現にぴったりくる写真の素材がなくて、困ってしまうことがある。
後々、文章を書くことを意識して写真を撮っていないからだろうけれど、あまりにもそれを意識してしまうと、ゴールを決めてしまうようなもので面白くない。
そういえば、写真を撮るときはゴールを決めて、そこからどうすればゴールに辿り着けるのかを逆算することが大切という人がいた。
その人は例え話で、旅に出るときだって、目的地を決めてから、交通手段や宿泊先を決めるでしょう、と言っていたが、やはり私にそのやり方は出来ない。
今回もゴールなど何処にもなく、ただぶらぶら撮っただけだ。
それでも、その街を自分の脳裏に焼き付けるために、モデルさんに写ってもらうという、私の朧げなテーマは、少しだけ写真に表れてきたように思う。
もう、私はそれで良い、それで良いのだ。