叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

さよならポートレート、続



先日のこの記事。


とある方からメッセージをいただきました。


ああ、読まれている、という恥ずかしさと、誰かとやり取りをする中で、纏まる思考があることに改めて、気付かされました。


独り善がりは、やはり良くないですね。


その上で、さよならポートレートに至った思考というのも、やはり、私の独り善がりであることは大いに認めなければなりませんけれど。


ポートレートを撮ることについては、ただの娯楽ですから、本来は、私が愉しければそれで良いのです。


ただ、そういうかろい気持ちでポートレートに向き合っていない人たちがいる以上、何の成果物も示すことが出来ない私は、その末席を汚すことすら憚られるような気がしてなりませんでした。


モデルさんに対してはお金は支払っているわけですから、作品を出せないことを必要以上に気にすることはないし、先に言ったように私が愉しむことが出来ればそれで十分なのでしょうが、そこを単純に割り切れないのが、成果物が目に見えてしまう写真の面倒なところでしょう。


それならば、コミュニケーションを取って一緒に作品を作ろう、となれば良いのですが、そうはならないのが私の真面目であるわけで、これはあまり良い性向ではないのですが、今更どうにもなりません。


マァ、結論、私がただの面倒な人間であるということにひとり落ち着いて、相手がいない趣味ならばここまで思い悩むことも無かっただろうに、今回の件については、私の面倒なところが最大限発揮された訳です。


ですから、誤解をしていただきたくないのは、今までご一緒したモデルさんとトラブルがあったとか、嫌な思いをしたとかそういうことではありません。


寧ろ、ご一緒させていただいた時間はとても愉快でしたし、撮らせていただいた写真も、私が好きで撮ったのですから、どれも気に入ったものばかりです。


その点だけは、全く嘘のない気持ちで、後悔もありませんので、ご理解いただけますと幸いです。


では。





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