叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

交わらざる世界


そういえば、3週続けてポートレートを撮ったのでした。


ポートレートという存在が、冴えないおじさんと、うら若き乙女という、本来は交わる事のない二者の世界を繋げてくれています。


特に私の場合は、地元から離れてきて縁もゆかりも無い土地の女性を撮っているのですから、時折不思議な感覚に襲われます。


期間も性質も全く限定的な繋がりで、ビジネス上の付き合いと言ってしまえばそれまですし、またそれ以上ではあってはいけないのですが、写真を撮るという行為を通じて、何か不思議な縁を感じてしまうことも事実です。


たまにこの縁を勘違いして、モデルさんに不快な思いをさせる人もいるようですけれど、そういう人のことは大いに戒めとしつつも、あと少しばかりこの縁に浸っていたいとも思うのです。




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