少しばかり疲れた金曜日の仕事終わり、いつも行くcaffeに珍しいコーヒー豆が入ったという情報を得て、凄まじいまでの気力を奮い起こして珈琲を飲みにきた。
土日に行けば良いではないかというご意見もご尤もではあるのだが、明日は京都に行かねばならないし、日曜日ではもう売り切れているかもしれぬという。
私ひとりが飲む分には諦めもつくのだが、本当は帰省した際に会う予定だった珈琲好きの友人に、どうしてもこの珍しいコーヒーを歳暮がわりに送りたかった。
閉店ぎりぎりにお店に滑り込んで、ゲイシャというどこか日本を連想させる珈琲を愉しみ、友人用の豆も確保することが出来た。
それにしても、好きな飲み物は珈琲ですと即答できるほどに好んで飲むわけでもないし、味云々について造詣が深いわけでもないのに、珍しい豆が入ったと聞けば飲んでみたくなるぐらいには珈琲が好きになっているようで、人間の趣味趣向というものはどう変わってしまうのか本当に分からない。
次は何を好きになるかな。