叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

4月


早い、あまりにも早い。

4月になってしまった。

トヨタ期間工として働き始めてからもう1年も経ってしまったとは到底信じられない。

赴任前に京都に行って鴨川の桜を眺めたこと、赴任して1週間研修漬けの日々を過ごした後、青春18きっぷの余りを使って熱海に行ったこと、それらが昨日のことのように思い出される。

昨日一昨日と同じように旅をしたせいで記憶が呼び起こされて特にそのように感じるのかもしれないが、それにしてもである。

歳を取れば取るほど時間の流れが早くなるということについて、若い頃は一笑に付していたし、そもそも人生の諸先輩方すれば私もまだまだ若いのだが、近頃は明確にそれを感じている。

毎日毎日同じ作業をしているということも、それを加速させているのだろうか。

ただ、時の流れが早いことは悪いことばかりではなく、愉しみな予定も案外早くやってきてくれるのだ。

この4月もさっさと過ぎ去ってゴールデンウィークがやってきて、それもさっさと過ぎ去って今度は夏がやってくる。

日々を、大切に生きなければなるまい。