叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

喪失


連休最終日は外に出ることもなく、ただ洗濯をして、愛機を磨いて、適当にご飯を食べて終わった。

この暑い中、何の用事もないのに昼間から外に出るのは馬鹿らしいし、明日は早起きをしなければならないから夜遊びをすることも出来ない。

というのは言い訳で、旅の喪失感に襲われて何も手に付かなかった。

写真が手元にあればそれを眺めながら余韻に浸ることも出来るし、同行者がいれば思い出を語ることも出来るのだが、いつも私の旅はぶつりと途切れるから、強制的に日常に引き戻される感覚が強い。

そのことが旅の喪失感をより大きく感じさせているのかも知れず、このような気持ちを味わわねばならぬならいっそ旅になど出なければ良かったと思うこともあるのだが、出なければ出ないでストレスが溜まるし、旅の最中はとにかく愉快だから、どうにもやめられないのが難しいところだ。

あと4ヶ月は旅という旅が出来ないと考えると辟易してしまうけれど、近所の写真でも撮りつつ耐えようと思う。

今度は実家に帰ることも出来るだろうし、連休そのものが少し長いから、往路は鉄道を使うことも考えている。

明日から、また頑張ろう。