Kodakのフィルムに、ULTRAMAX 400というのがある。
インターネット上では青くなる青くなると、クセのあるフィルムのように言われている。
この写真などは、確かにイヤに青い。
空も、桜島も、家々も、実に青々としている。
ただ、南国の晴天には、物凄く合うフィルムなのではないかと思う。
多少大袈裟に感じる向きもあるかもしれないが、南国の空と海の青さはまさにこのようなイメージなのである。
青があまり映らないような写真でも、冬の澄んだ空気感を出すことが出来るよう思う。
このフィルムを、例えば街中のスナップとか、曇りの日に使ってしまうと青さが悪目立ちしてしまうかもしれないが、十分な光がある晴天の日に使えば、極めて南国のイメージに近い、非常に印象的な青が撮れる気がする。
とても気に入ったので、少しまとめ買いをした。
これも随分と値上がりしてしまったから、おいそれとは使えないが、晴れた日の相棒として使ってゆこうと思う。