叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

一日中、雪。


このあたりは、やはり三重の豪雪地帯である。


仕方がないから、カーテンを少し開けて雪空を眺めていると、真っ白な空が時々アンバーがかった色になったり、シアンがかった色になったりする。


雲の薄さと太陽の加減でそのような変化をするのだろうか、存外、飽きずに眺めていられた。


それと、向かいの棟の窓の下あたりから、結露した水が一様に垂れていて、窓が水を吐いているような、なんともおかしみのある光景だった。


少しだけ外に出て、雪景色の写真を撮った。


変化の少ない空だけれど、露出計で測ると少しずつ明るさが違う。


太陽というものは、その姿が見えていなくても偉大である。


ただ、今日ばかりはその暖かさは享受出来ないから、早々に部屋に戻ってきた。


雪も悪くはないが、夜にかけてさらに降るらしいから、明日の出勤が非常に不安である。


雪中行軍は、ずぶ濡れになるからあまりやりたくない。