叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

書き換え


夜勤を終えて、風呂に入って、眠る。


昼前には目が覚めたので、どこかに出掛けようと思ったけれど、どうも身体が動かないのでぢっとしていた。


それでも、仕方がないので掃除と洗濯だけはして、テレビを観たり、本を読んだり、時々やって来るつまらない休日である。


夕方ごろには冷たい雨まで降って来たので、今日の選択は正解だっただろうと、自らを慰める。


寒くなって来て、更に身体も疲れていると、どうにも散歩すらゆく気になれない。


これは、どうもいかんなぁとも思う。


と、考えて、日記を書いていたのが16時ぐらいまでの私だったが、どこまでも予定は未定である。


急に気が変わった。


君子豹変す。


洗濯物を取り込みにベランダに出ると冷たい風が吹いていて、急に熱燗をやりたくなったのだ。


お酒を飲むという、明確な目的があるなら、山葵一択である。


緊急事態宣言があけて、途端に予約が取り辛くなったが、毎度、家に帰って来たような心地すらする。


別に一流ホテルのような、裏を決して見せることのない、天災があっても動じぬようなサービスではなくて、忙しい時はそれなりに忙しそうだし、バタバタした雰囲気も伝わってくるけれど、その人間らしさも含めて、私はこの雰囲気が好きなのだ。


昨日の臨時収入、早速、章魚の脚を少しだけ使わせていただいたけれど、寮で生欠伸を噛み殺しているよりは余程有意義で、これは無駄な出費とも思われない。


思いがけぬ、良い休日となった。