淋しくなったら京都へ
なんだか淋しくなったら京都へ行くことになっている。
お酒を飲んだら、名古屋に行っても、四日市に行っても、帰ってこなければならないから。
京都なら、一泊する正当な理由を作ることができる。
菜格へ
京都へ来る目的は菜格を訪れることだけである。
友人がひとりで料理を作るお店は忙しいので、私も客に紛れて食べるだけ。
手が空けば少しぐらい話すこともあるけれど、それだけで心が大変に落ち着く。
前菜は舌が心地よく痺れるイカの山椒ソース、メインは周囲の人間までを咽せさせる鶏肉の山椒唐辛子炒めと甘めのエビチリ、〆に坦々麺を食べた。
坦々麺は初めて食べたけれど、細い麺に、スープは少し酸味がきいていて、するすると食べられた。
また来ます。
行きはJRを利用したので、帰りは違うルートを使いたくなり、近鉄線で帰ることにして、ついでに橿原神宮に寄った。
とてもシンプルながら、境内がとても広く開放感溢れる神社だった。
人も少なく、私は好きな神社だったなぁ。
電車、止まる
満足して帰ろうとしたのだけれど、近鉄大阪線の人身事故の影響を受けて、名張駅で足止めを食らってしまった。
寒いから電車の中に入れろとわめくおぢさんや、違う駅員を捕まえては別ルートでの行きかたを教えろとわめくおぢさんなど、今回はおぢさんの醜態が目立ったな。
私としては、動き出した電車の中で美人のトランクを網棚に乗せてあげて、その隣に座ることが出来たので良しとする。
人ふたり亡くなったそうで、理由は何であれご冥福をお祈りする気持ちはあるが、わめいていたおぢさんにしても、私にしても、無関係の人を心から悼む心は持てなかったということだ。
枯木死灰
いろいろ出来事があったので、所感まで書いていては分量が多くなりすぎるのだがひとつだけ。
最早平日に愉しみを求めず、枯木死灰に徹し、休日を謳歌することでしか、この難局は乗り越えられないのかもしれないと、今のところ思うことにした。
7月で辞めてしまうという選択肢も消してはいないが、それでもあと3ヶ月という比較的長い時間、ここで働かなければならない。
元気で生きるために、そうしようと思う。
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