金曜日の、それも夜勤を終えてから飲むビールはまさに喩えようのない美味しさで、天下の美酒もこれには及ばないのではないかと思えるほどである。
昨日の夜勤中はもう晩酌のことしか考えていないような状態で、仕事が手につかなかった。
当然、帰宅して直ぐにコンビニに向かい、台湾まぜそばと鶏皮ポン酢、ポテトサラダとビールふた缶を買い込んで、全く汚らしい話で恐縮ではあるけれど、風呂に入ることもなく晩酌をした。
しっかり働いて疲労した身体に流し込むビールは、あとは寝るばかりの深夜には少しばかり不健康な食事を摂る背徳感と相まって実に美味しく、人生の素晴らしさをしみじみと味わうことが出来た。
そして、素晴らしい酩酊は素晴らしい睡眠も与えてくれるようで、夜勤明けには珍しく昼前までぐっすり眠ることも出来たのだ。
さらに、しっかりと睡眠を取ったことによって、夜勤明けにも関わらず元気いっぱいで、その結果わざわざ散歩に出掛けたり、写真を撮ったりすることが出来て、実に素晴らしい休日になった。
酒の功徳に、心から感謝したい。