今日は結局明け方まで起きてきて、目を覚ますともう11時を回っていた。
流石にこのまま部屋で眠っていると夜になってから眠れなくなると思って、兼ねてから考えていたラブホテルで撮るポートレートを実行に移した。
流石にここで詳細を書くことは出来ないが、結論から申せばこのような撮影は二度とやりたくない。
撮影そのものが不快だったということではない。
ただ、おそらく私は女性というものに幻想を抱き過ぎているようで、ファインダーから覗いた世界がその幻想にはとても太刀打ち出来るものでは無かったというだけの話である。
フィルムカメラのことだから、現像してみればミラクルショットが中にあるかもしれないが、今回はそのような気にはなれなかったので、全く自分の意思によってフィルムごと捨ててしまった。
授業料はなかなかに弾む結果になったけれど、いつまでも終わらない煩悶に終止符を打つ為には必要な経費だったように思う。
三十を三つも過ぎて相変わらず馬鹿をやっている。