叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

京都


近頃は京都から遠ざかっている。

4月から7月の間は毎月行っていたのにその熱意はもう無くなってしまったようだ。

夏の間は海に行きたいという思いが強くて関東方面にばかり出掛けていたし、7月の御手洗祭りの時に感じた日中の暑さと、芋洗い状態と形容するに相応しい人混みに辟易した気持ちがまだ抜け切らない。

暑さについて言えばかなり和らいできたから出掛けるにはちょうど良いのだが、人間はなかなか減らないだろうし、紅葉の季節を前にしてもしかすると夏よりも多いかもしれないと思うと、なかなか京都へ行こうとはならないのが事実だ。

そういう意味では、独り身の気安さ、コロナ禍で誰もいない京都を愉しむことが出来たのは実に有難いことだった。

あのような事態がまた訪れることを願ってはいけないのだけれど、ごく個人的な思いからすれば気儘な旅が出来たあの時期が非常に懐かしい。

それにしても、ほんの少しでいいから京都から人が少なくなる時期はないのだろうか。

雪でも降ればそれはそれでオツなものではあるけれど、やはり厳冬期の2月に行くしかないのか。

難しいね。