叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

やすらぎ


その人と戯れるような会話をしていると、ざらついていた心がまろくなってゆく。

好いているというわけではない。

プライベートでまで会おうとは思われない。

ただ仕事場では、その人の存在が非常に大きなものになっているのを感じる。

年上のおじさんしかいない職場、そのおじさん達も話のつまらない人間ばかり。

男同士の会話は、打てば響くような、互いに感心しあったり、尊敬しあったり出来るようなものであるべきだと考えているけれど、そんな会話は一向に出来ない。

そもそもの価値観が大きく違うのだろう。

余りにも会話が面白くないのは、恐らく私自身も面白くない人間に成り下がってしまっているからだろうと、最近は大いに自省している。

せめて読書だけでもと思うが、インプットをしてもアウトプットをする機会がない。

先日読んだ失敗の本質という本など、直ぐにでも誰かに語りたくなる様な内容だったのだが。

そんな状況の中で、その人とのちょっとした戯れは一服の清涼剤になっている。

相手が女性ならば、どんどん下らない話をするし、むしろそれが愉しいのだから。