叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

選別


事務所に迷い込んできた甲虫を助けた。

金蚉は見殺しにした。

蜚蠊は積極的に殺しにゆく。

命は、やはり平等ではない様に思う。

それぞれが個性を持つが故に、長生きもすれば早死にしたりもする。

多様性を認めようという時代は結構だが、それは個人の生き様、死に様について、それぞれが責任を持たねばならぬということでもある。

そういえば、最近はルッキズムが批判される様だけれど、外見を褒めそやすことはNGで、頭の良いこと、足が速いこと、芸術的センスがあることは褒めてもOKなのだろうか。

其々がひとつひとつの個性であるように思うが。

私は、美人が美人であることを認められぬ世界では生きてゆきたくない。

話が横道に逸れたが、みんなおんなじ、の方が楽なこともあろう。

それもひとつの生き方である。

ただ、みんなおんなじ、の人たちが、強烈な個性を持つ人に嫉妬するのは良くない。

突き抜けた個性に追従出来る人はどんどん追従すれば良いし、それも出来ない凡人は程よく分かりやすくなった頃に楽しめば良いのだ。

足を引っ張り合うのが一番くだらない。