叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

貢献


私が高給を貰えるのは、今まで会社に貢献してきたからだと言う社員がいる。

臆面も無くこのような事を言う社員がいることに、私はがっかりしてしまった。

工場の作業者というのは、言われた通りの作業をするだけなのだから、極論すれば年齢に関係なく誰でも同じ給料で良いのである。

そればかりか、若い人間の方が重たいものを持ったり、長い距離を歩いたりして、作業の負荷としては高い場合が多いから、年寄りの方が給料が多いことに対しては、鬱勃たる思いを抱いていることも多い。

サラリーマン稼業であれば、ある程度歳を食っていることで役職が付いたり、取引先との関係が出来ていたりして、それを武器にして仕事が出来るから、年齢なりの高給ということもある程度は納得出来る。

しかし、工場の一般作業者はそうではないのだから、その事はしっかり理解してもらって、少しでもその経験を生かして、職場全体のことを見るぐらいのことはしてもらいたいと思う。

あまり良い気分ではなかったし、ここで長くは働けぬとも思った。

期間工は、そのあたり気楽で良い。