叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

じじい

昨日は睡眠導入剤を飲んで眠った。


夜勤明けにお酒が入ると上手に眠れないらしく、飲み方をいよいよ考えなければならないようだ。


昼過ぎに起きて、蕎麦の花と向日葵を見に行く。


金木犀の香りの中、山と民家と刈り取りが終わった田んぼの中を歩く。


枝豆も季節らしい。


蕎麦の花はもうだいぶ白さを失っていてなんだか興醒めしてしまったが、こちらは食べるほうが良いのだから、それでも良い。


その分、向日葵がとても綺麗に咲いていて嬉しかった。


田んぼに植えられている向日葵で、インターネットで調べても、あの地区のあのへんみたいな情報しか出ていなかったので、ずいぶん歩いて見つけた。


それに、歩いて歩いて、時間がかかったおかげで、ちょうど日の入りの時間帯に合わせられたので良かったことにする。


このあたりでは有名な場所らしく、家族連れ、カップル、カメラマンも多くいた。


長そうな望遠レンズを装着して写真を撮りにきていた女性の服装が、ヒールのついたブーツに、スカートだったので可笑しかった。


その後は、ゆっくりと沈む夕日を眺めてながら、とぼとぼ歩いて帰ってきた。


特に面白みのない、定年後のじじいみたいな休日だったが、人の少ないところだから、マスクをせずに歩けるのが良い。


また、歩こう。