叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

あおとみどりの世界



菜格で食べた晩餐


予告通り、昨日の晩餐は菜格で食べた。

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いつも食べる鶏肉の山椒唐辛子炒め。


料理が出てくると、その強烈な山椒の香りにそう広くない店内にいる全員がもれなく咽せる。ゲホゴホ。


今のところクレームは来てないけどな、といって友人は笑っていた。


味付けはかなりスパイシーだが、鶏肉の唐揚げにはしっかりと下味がついていて、これだけ食べてもかなり美味しい。


〆に食べるのが坦々麺。


ごまだれの下には、乳化させていない澄んだスープが隠れており、坦々麺らしからぬ、非常にあっさりすっきりとした味わい。


また、強い酸味が苦手な私からすると、比較的酸味を感じる味付けだけれど、それがまたクセになる。


ここに来ると、ひとりで2時間は頑張るのだが、時間があっという間に過ぎてゆく。


友人がひとりで料理を作るので、お客さんが多い時は料理が出てくるスピードは決して速くはないが、それを全く感じない。


居心地が良いとは、こういうことだと思う。




嵯峨嵐山方面へ

少しのお酒でぐっすりと眠り、6時過ぎには行動を開始した。


最初は嵐山の渡月橋と竹林だけ見るつもりだったのだが、ちょっと歩いて奥嵯峨もいいよ、と友人に教えてもらったので、そこまで脚を伸ばすことにした。


ホテル近くの二条駅からJRで嵯峨嵐山駅へ行き、そこからは徒歩。


渡月橋は特に感想もないけれど、桂川は綺麗だった。 




竹林も景色としては素晴らしいし、涼しいし、良いのだけれど、プロが撮った写真の鮮やかな緑のイメージが強すぎて、どこか煤けている印象を受けてしまった。




どこからどこまでが観光スポットの竹林なのか分からないまま、奥嵯峨の方へ歩いてゆくと、天龍寺というお寺があった。



ろくに下調べもせずに歩き回るから、有名な観光スポットに偶然ぶち当たるのはいつものことなのだが、この天龍寺、山紫陽花が綺麗に咲いているとのこと。


昨日から紫陽花三昧の私としては、入らざるを得なかった。


天龍寺の山紫陽花は、花も小ぶりで、色合いも淡いのものが多く、可憐でつつましやかだった。




お寺も、申し訳程度には拝見させていただいた。




最後は化野念仏寺

天龍寺を後にして、奥嵯峨と呼ばれる場所までふらふら歩いた。


道々に風情が漂っていて、愉しい。




石畳の道をゆっくり歩いて、終点を化野念仏寺にした。



ここの写真は入り口だけ。


何百年か前とはいえ、人間が埋葬されていた場所で写真を撮る気にはならなかったし、今もお墓が並んでいて、お参りに来る人もたくさんいる。




あおとみどりが美しかった

今日は一日中天気が良く、初夏のあおとみどりがとてもきれいだった。


この空が、曇ったり、朱に染まったりする。


人生もこんなものだったり、なんて、思ったり。


今回も、良い旅だった。





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