叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

食べ物の匂い



夕方の街並みの、揚げ物の匂いとか煮物の醤油の匂いとか好きで、そういうの最近は全く嗅いでいないなぁ、と。


家庭料理の匂いはとても儚くて、競うように一斉に立ち昇って、夕食どきを過ぎれば何事もなかったかのように消え去ってしまう。


いつも工場独特の油の匂い、いつまでもしつこく残るコンビニ弁当の匂いばかりで、近くに人家がない環境だからどうしようもないのですけれど、たまには生活の匂いを嗅ぎたい自分がいます。


単調な生活は、どうにも疲れてしまいますね。






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