叢草雑記-

徒然なる日々を。わたくしを定義することはやめた。

変遷


今夏の長期連休は飛行機で鹿児島に帰るのだが、去年までは青春18切符を使って旅をすることが当たり前になっていたから、何だか変な気分である。

これまではどうせコロナのせいで帰れなかったし、せっかくの長期連休に帰省なんて勿体ないとも考えていたのに、随分な変わりようだと苦笑している。

盆正月に帰省するのは世の習いとだとも言えるから、別に変なものではないのかもしれないが。

実家に戻れば、とにかくお金が掛からない。

航空券は当然殆ど正規の値段で買わねばならないけれど、旅に出れば必要になる宿泊費や食費はタダ、移動費も親の車を借りればガソリン代ぐらいを払えば済む。

それに最近は体力が落ちてきたせいか、青春18切符を使って電車に乗り続けることが愉しいと思えなくなってきた。

どこか目的地があってそこへ行く為に使うにしても、せいぜい5時間も乗っていれば満足してしまう。

以前のように何が何でも元を取ろうというのではなくて、多少安く上がれば良いかぐらいの感覚がちょうど良いことに気付いたのである。

京都だの横浜だのには相変わらず行きたいから、今年の夏はその為に青春18切符を買うことにしよう。